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「ふうっ……だいじょうぶかな? もう、みんな帰ったよね……?
 じゃ、いまのうちに……」
「モモちゃ〜ん」
「お、おねえちゃんっ!? どうしてわたしの教室にっ!?」
「もう、今日はいっしょに帰ろうって言う約束だったのに〜。
 おねえちゃん待ちくたびれて首がキリンさんだよ。
 でもゾウさんはもっと好きだよ〜」
「あいかわらず訳の分からないことを……っ!」
「さあっ、早く帰ろう〜」
「や、ちょ……手をひっばらないでっ!
 そんなに早く歩いたらっ……!」
「だっしゅでごーっ」
「だっ……だめえっ!」
「どうしたの〜……あ、あれっ? まさかモモちゃんっ!?」
「きゃっ……めくっちゃだめえっ!」
「モモちゃんが……パンツはいてないっ!?」



おねえちゃん忘れてるっ!

その7

妹も忘れてるっ!?



「モモちゃんってば〜」
「な、なによっ」
「いつもおねえちゃんのこと怒るくせに、
 自分もパンツはき忘れちゃったんだね〜」
「ちっ……違うわよっ! 五時間目の体育終わって、
 うっかり花瓶倒しちゃったのよ。
 そうしたらブルマごとパンツがびしょびしょになっちゃって……」
「へえ〜」
「だから他にははくものなくって……
 みんな帰って、人が少なくなれば恥ずかしくないかなって……」
「ふ〜ん」
「ちょっと……おねえちゃんまじめに聞いてるっ!?」
「うん〜」
「まったくおねえちゃんってばいっつもいっつも何考えてるんだか……」
「ねえ、モモちゃん」
「な、なによ?」
「どうして他の子にブルマとか借りなかったの〜?」
「え?」
「体育終わったんだから、貸してくれたでしょ〜?」
「お、おねえちゃんとは思えない鋭い指摘っ……!?」
「ん……」
「や、おねえちゃんどこさわって……!」
「モモちゃん、ドキドキしてる」
「い、いきなり胸触られたら……ドキドキも、するわよっ……!」
「うそ……モモちゃん、ずっとドキドキしてたんでしょ〜?」
「!」
「胸が薄いとドキドキが伝わりやすいからいいよね〜」
「おねえちゃんっ!」
「でもね、ほら……おねえちゃんだって……」
「あ、おねえちゃんすごい……」
「ドキドキ〜」
「うん……ドキドキ、してる……」
「ほら……モモちゃん……見て……」
「え、おねえちゃん……また、パンツはいてないの……?」
「うん〜……」
「………」
「ドキドキ、するでしょ……?」
「うん……すごく……ドキドキする……」
「んふ〜」
「な、なによ」
「素直なモモちゃん、好き〜」
「や、やだおねえちゃん……」
「ほら、胸と胸をくっつけるともっともっとドキドキが伝わるよ〜」
「やっ……んっ……」
「すごいよ……モモちゃん……」
「おねえちゃん……」
「んふふ〜……」
「お、おねえちゃんっ……?」
「モモ……ちゃ〜ん……」
「おねえちゃん……そんなに顔を近づけたら……」
「んふ〜?」
「キス……しちゃうよ……?」





「はっ!? こ、ここ私の部屋っ!? ゆめ……だったの? 夢オチ!?」
「モモちゃ〜ん」
「お、おねえちゃん!? いつのまにここにっ!?」
「さっきから〜。もう朝ごはんの時間なのに
 モモちゃんちっとも起きないんだも〜ん〜」
「そ、そうなの?」
「じ〜」
「な、なに?」
「モモちゃん顔真っ赤〜、あか〜」
「そ、そんなことないわよっ! もうっ!」
「でもあかすぎ〜……おねえちゃんが体温計ったげる〜」
「ちょっ……なんで抱きしめてくるのよっ!?」
「おねえちゃん体温計〜」
「なに考えてるのよおねえちゃんはっ!?」
「モモちゃんすっごくドキドキしてる〜……ドキドキ高血圧っ」
「なによそれ……っておねえちゃんっ!?」
「やっ……モモちゃんそんなとこさわっちゃ……」
「やっぱり! またパンツはいてないっ!」
「うわ〜ん〜、触診でばれた〜」
「………」
「? どうしたの、モモちゃん?」
「ねえ、おねえちゃん……パンツはかないのって……ドキドキする?」
「え〜? なに言ってるのモモちゃん〜?」
「………」
「モモちゃんってば変なことばっかり考えて〜……エロい」
「え、エロっ? 言うに事欠いてエロっ! 女の子に向かってエロっ!?」
「エロ〜、エロエロ〜♪」
「むっか〜っ! 朝からドタマブチ切れよっ!
 今日という今日は完膚無きまでに容赦なくはかすっ!」
「うわ〜ん〜」
「くっ……振りほどかれたっ!?」
「い〜や〜だ〜よ〜」
「待てーっ!」




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