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は〜とふるらぶこめでぃ
ほのぼのこがらちゃん
外伝

 

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ほのぼのこがらちゃん外伝
魔法少女こがら

第一話
「夢? 幻?  あたしが魔法少女?」

 

「ねぇねぇ」
「ん?」
「そこの背の低い人」
「んっ!?」
「そこの胸の小さい人っ!」
「んんっ!?」
「そこのポニーテールの、背が凄く低くてどうしようもなく胸の
 小さい人ぉっ!」
「あああっ! さっきからなによ失礼ねぇ……って、だれも
 いない?」
「ねぇねぇ」
「あれ? うさぎさん? でもうさぎさんにしては耳が丸くて
 大きいなあ」
「やっとボクを見つけてくれたね」
「! しゃ、しゃべった!?」
「ボクは怪しい謎の小動物、イナネーム! よろしくねっ!」
「じ、自分で怪しいとかいうなっ!」
「正直でしょ?」
「まあ、バカがつくほうの正直って感じはするけど……」
「君の名前はっ!?」
「え……舞黒 こがら(まいくろ こがら)よ」
「やっぱり! 間違いないっ!」
「な、なんなのよ?」
「ボクはあなたに魔法を授けに来ましたっ!」
「ま、魔法?」
「魔法」
「……あたしおかしくなっちゃったのかなあ……いつも常識
 離れと言うか現実離れしたあいつといるから、ついに幻覚が
 みえるようになっちゃったのかなあ……」
「ちょっと……」
「ああ、もう色んな意味で取り返しがつかないのね……なんて
 不幸なあたし……」
「現実逃避しないでっ!」
「もういいわ。幻覚さん」
「僕の名前はイナネーム! 幻覚じゃないよっ!」
「はいはい。で、魔法を授けてくれるって?」
「うん、そうさっ!」
「どんな魔法をくれるの? やっぱりあれ? 大人になれる
 とか言うヤツ? でもあたしもう高校生だし、いまさら
 そういう魔法がつかえてもなあ……」
「ううん。君にあげるのはそんなつまらない魔法じゃないよ」
「へぇ。そんなに凄いの」
「魔法のプリンセスに変身できる魔法だよ」
「そうなの。へぇ〜」
「あ、バカにしてる」
「だって……そんなのに変身してどうするって言うのよ?」
「胸が大きくなるよ」
「え?」
「魔法のプリンセスに変身すれば、その平らな胸が
 人並み程度には大きくなるよっ!」
「ちょっと引っかかる言い方だけど……本当なの?」
「本当さ。だってボクは……」
「ボクは?」
「ボクは哀れなほど胸がなくて伸びる望みのないくらい背の低い
 女の子……キミみたいなとってもかわいそうな女の子に、魔法
 という名の希望を恵んであげる魔法の妖精だからさっ!」
「………」
「………」
「………」
「どう? 驚いた?」
「……あなた、かわいいわね」
「? そ、そう? どうもありがとう……」
「ちょっと抱き上げてみてもいい?」
「え? うん、いいけど」
「わぁ、軽い。ちょっとなでてもいい?」
「うん……わあ、気持ちいいなあ」
「ホント、軽い。軽い命……」
「え?」
「ちょっと骨折ってみてもいい?」
「えっ……ぐ、ぐわああああぁっ!?」
「ねぇ、どうなの?」
「ぐああ! ぐあああああっ!」
「ねぇ? ねぇ? 早く答えてくれないと、折れるより先に砕け
 ちゃうわよ、骨」
「どぐああああああああっ!!」
「……なあんて、ね」
「がっ……はあっ、はあっ……」
「自分の立場というものがわかった?」
「ご、ごめんなさい。なんだかよくわからないけどとにかく
 ごめんなさい〜」
「わかればいいわ。まあとにかく、とっとと魔法とやらを出しな
 さい」
「う、うん、このステッキを……」
「あんたどこからそんなもの出したの?」
「え?」
「だってそのステッキ、あんたの背丈より長いじゃない」
「ボク、君のように救いようの無い背たけの人に、背について
 とやかく言われたくないなあ……」
「……そう、やっぱり死にたいんだ……?」
「わわわ、違うよ! ま、魔法のちからだよっ! 魔法のちからで
 出したんだよっ!!」
「ふーん、そうなの」
「そうそう、そうなんだ!!それで、このステッキを……」


「お待ちなさいっ!」


「?」
「あ、あれはっ……」

 

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