は〜とふるらぶこめでぃ
ほのぼのこがらちゃん
BBS掲載小ネタ
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小ネタその31 |
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「ふいーっ、遊んだなあ」 「あんたってば子供みたいに夢中になって……。 あ……」 「ん? おお、満月だな」 「綺麗ねぇ……」 「良い晩だ。こんな夜は、かわいい女の子と一晩語り合いたいな あ」 「殺す」 「………」 「………」 「……今なんと?」 「あんたの一番近い未来についてちょっと一言」 「なんで話をしようと言っただけでそんな物騒なことをっ!?」 「あたしの安眠を妨害したら殺す。寝る子は育つのよ。あたしの 胸があんまり大きくないのも背がちょっと足りないのも、睡眠 が足りないのが良くないんだわ」 「………」 「毎日牛乳飲んでるしストレッチやって背筋だって伸ばしてるし ……これだけ努力してるんだから、あと足りないのは睡眠時間 よ」 「はっ」 「! そのバカにしたような笑いは何?」 「だってさ……努力? お前はその程度のことを努力というのか ?」 「え? だ、だって……」 「うわべだけの作業で”努力したつもり”になってそれで満足す る……そんなことで何が得られる? 何を叶えられるって言う んだ?」 「な、なによぉ……じゃあどうすればいいって言うの?」 「そうやって安易に答を求めるのが良くない。だからダメなんだ 」 「………」 「そうだな……でも、お前にひとつだけ言ってやれることがある 」 「え? な、なに?」 「あきらめろ」 「………」 「………」 「なんでーっ!?」 「いいか、こがら……人にはできることとできないことがある… …」 「重々しくひどいこと言わないでよっ!」 「なんてーかほら、無理だろ、無理」 「軽く言うなあっ!!」 「わがままだなあ……」 「なにがよっ!?」 「まあ落ち着け……ほら、あの満月を見ろよ。綺麗じゃないか。 優しい光じゃないか」 「ま、まあ、そうね」 「見上げればそこにある。雲に身を隠す夜もあるかもしれない。 でもいつかは、その姿を見せてくれる。変わらない、その姿を。 だから安心できる。 変わらないからこそ良いものだってあるんだ」 「あ、あたしは月とは違うわよ」 「そうだな……俺にとってはお前は…… 月よりも星よりも、愛おしいよ」 「!」 「こがら……」 「あっ……あんたってばすぐそーゆー恥ずかしいことを……」 「そうだこがら、月にお願いしよう」 「へ?」 「大きくなるな、大きくなるな、かといって今のバランスはベス トだからこれ以上小さくもなるな……」 「わ、なに人の頭なでながら怪しい呪いかけてるのよっ!?」 「呪い? 違うな。これは月への願い……いや、祈りと言ってい いほどの純粋な想いだ……。 そうれ大きくなるな大きくなるな」 「やめんかーっ!」 「ぐはぁっ!?」 「あんたの言うことなんかまじめに聞くんじゃなかったっ!」 「こ、こがら……?」 「ああもうあんたの言うことなんかもう耳を貸さないわっ! あたしは自分の意志で努力してきっと背を伸ばしてみせる!」 「!? 血迷うな、こがらっ!?」 「うるさいっ! あんたの言う事なんて聞かないって言ったでしょっ! 命乞いをしても無駄だからね。気が済むまで殴るわっ!」 「うっ……」 「いっ! くっ! わっ! よーーーっ!!!」 「うおわあああああああああああーーーーーーっ!?」 了 |