は〜とふるらぶこめでぃ
ほのぼのこがらちゃん
BBS掲載小ネタ
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小ネタその15 |
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「いや、くつろげるな」 「冬はやっぱりこたつよね〜」 「お前ってこたつ好きなんだな」 「別に寒いの苦手ってわけでもないんだけど……こたつでぬくぬ くと暖まるのはやっぱり格別だわ」 「まあ、それには同意できるな」 「……ところで」 「ん?」 「なんかいつものことなんでうっかり聞くの忘れそうになるけど ……なんであんたここにいるの?」 「なんでって……大晦日じゃないか」 「答えになってないっ」 「お前の母さん、こんな時に仕事なんだろう? 年末に一人とい うのも問題あるから、来るように頼まれたんだよ」 「! か、母さんってば何考えてるのよっ!? いくらなんだっ て、こんなのと年を越せっていうのっ!?」 「ふむ、これはもしかして……」 「もしかして?」 「気を遣ってもらってしまったか」 「……はい?」 「二人っきりでいることができるように、お前の母さんはわざと 仕事を入れてくれたのかも知れない」 「変なこと言わないでよ、もう……でも、母さんはこいつのこと 誤解しているからないとも言い切れないわね……」 「まあとにかく、せっかくだから二人っきりでゆっくり過ごそう」 「電話で誰か呼んだほうがいいかな……でもカスミは海外で年越 すとか言ってたし、キョウコは親戚のうちに行ってるはずだし ………」 「ほらこがら、あ〜ん」 「え? はむっ」 「うまいか?」 「むぐむぐ……みかん?」 「こたつと言えばみかんだろう」 「あんたひとんちのみかんを勝手に……」 「ほらもひとつ、あ〜ん」 「はむっ」 「ほら、つぎ」 「はむっ……っていい加減にしなさいっ!」 「ああ、すまん。みかん、嫌いだったか?」 「そうじゃなくってっ……」 「嫌いなのか?」 「す、好きよ。特にこたつで食べるみかんは大好き」 「そうだよな。やっぱりこたつにはみかんだよなあ」 「ちょっ……急に足のばさないでよ」 「あ、すまん。のんびりしようと思ったらつい」 「はやくどかしなさいよ。邪魔ね」 「えと……こっちにのばせばいいか」 「!」 「ん?」 「きゃっ!?」 「あれ、なんかやわらかいものが……」 「あんたどこに足のばしてるのよっ!?」 「えっ……って、これってどこなんだ?」 「やっ……動かさないでっ………!」 「えっ? えっ?」 「んっ………ちょっ……」 「え? あれ?」 「いい加減にしろっ!!」 「うおっ!?」 「よし、完成っ……!!」 「ぐっ……こたつの足を利用して、足首、膝、股関節……全て極 められている!?」 「いくわよ、こたつ固め!」 「ぐっ、ぐわああああああっ!!」 ・ ・ ・ 「うう、足が……」 「まったく………少しは反省しなさい……ん?」 「あれ、この音……?」 「除夜の鐘」 「おう」 「あっ……あんた、聞かない方がいいわよ」 「?」 「これを聞くと、人間の持っている108つの煩悩が消えるって 言うでしょ?」 「ああ、そうらしいな」 「あんた、消えてなくなっちゃうでしょ」 「え?」 「気をつけなさいね」 「……お前は俺をなんだと思ってるんだ?」 「煩悩星人」 「それは誤解だと思う」 「どこがよ? すぐに貧乳だのなんだの暴走するくせにっ。 だ・い・た・いっ! あんたこそ、いっつも人のこと背が低い だの胸がないだの好き放題言って……! あたしのことなんだと思ってるのよっ!?」 「なんだとって……そうだな、一言で言うなら」 「一言で言うならっ!?」 「世界で一番かわいい女の子」 「!」 「世界で一番大好きな女の子、というのもありだな」 「なっ、なっ……」 「そうやって耳まで真っ赤にして照れてるところが本当にかわい いよな」 「てっ、照れてなんかないわよっ!」 「ほんとにかわいいよなあ……」 「ああもうっ! じろじろ見ないでよっ!」 「さあ、いよいよ2001年まで秒読み段階ですっ!」 「おや」 「あ、テレビ。もうそんな時間なんだ……」 「こがらっ」 「!? な、なんで手を握ってくるのよ?」 「いやなに、新年はお前と一緒に……お前をより身近に感じなが ら越えたいと思ってな」 「!」 「もし嫌ならふりほどいてくれ。もしふりほどかれたら……来年 は、もう少しお前と距離をおくようにする」 「う、嘘っ」 「嘘じゃない。お前のことが好きなことに変わりはないが、お前 「きゅ、急にそんなこと言われても」 「別に悩むことはない。今の気持ちを行動で表現すればいいんだ ……」 「で、でも……」 「おめでとうございますっ! 20世紀突破っ!! 2001年っ! 21世紀ですっ!!」 「おお」 「あっ」 「新年あけましておめでとう」 「おめでとう……って、ふりほどく暇なんてないじゃないっ!」 「ああ……俺はお前のぬくもりを感じながら21世紀を迎えるこ とができて幸せだよ……」 「変な言い方しないでよっ! まったくあんたって……」 「こがら」 「な、なによっ」 「今年もよろしくな」 「あんたって、ほんとにマイペースね……」 「さて、初詣に行くか」 「ええっ!?」 「さあ、ゆくぞっ!!」 「わっ、ちょっ……もう、仕方ないんだから……」 了 |