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は〜とふるらぶこめでぃ
ほのぼのこがらちゃん
BBS掲載小ネタ

小ネタその5
〜表紙撮影〜



「こがら……もっと強く抱きしめてくれっ……!」
「えっ……でも……」
「いいからっ……!」
「そんなこと言ったって……」
「こがらっ………!」
「だからそんなに抱きしめたら鞄が潰れちゃうでしょっ!」


「こがらぁ……カメラマンの指示はちゃんと聞いてくれよな」
「だって、わけわからないよっ」
「俺は”ほのぼのこがらちゃん Vol.1”の表紙を飾る、最高の
 写真を撮りたいんだよ」
「服装がいつものセーラー服で、持ってる小道具が学生鞄なのは
 まあいいとして……」
「ベストチョイスだろ?」
「……なんでそんなに強く抱きしめないといけないのよ?」
「胸を強調するためだ」
「!?」
「鞄を抱くことによって胸が隠れることは一見マイナスに思える
 かも知れない。しかし、鞄と身体の距離っ! そこに着目すれ
 ば、不自然なまでに接近した鞄がより一層お前の貧乳さを語る
 のだっ……ぐはっ」
「あんたはぁっ……!」
「こ、こがらっ! 怒っちゃ駄目だっ! スマイルスマイルッ!」
「ホントにもう……ちゃんと撮ってよね」
「と言いつつちゃんと鞄を抱いたポーズを撮ってくれるお前が好
 きだ」
「そんな邪な目で見られてるとわかったら、恥ずかしくって隠す
 しかないじゃないっ!」
「じゃあ、次は笑顔だ。ほら、笑って笑って!」
「もう……こう?」
「う〜ん、ちょっと固いな」
「それなら……こんな感じ?」
「何か違うなあ……」
「なによぉ……じゃあどうすればいいのよ?」
「じゃ、俺がやって見せよう」
「え?」
「こがらっ……」
「! わぁ……」
「どうだ?」
「あ、あんたってそんな優しい表情できたのね……」
「簡単だ。お前を想う気持ちをのせれば、いつだって俺は微笑む
 ことができる」
「やだっ……なんかドキドキしてきちゃった……」
「さ、こがらも笑ってみて」
「えっ……」
「いいんだよ。いつもどおり笑えば。お前はいつだってかわいい
 んだから」
「もう……いつもそんなことばっかりっ……」
「そうだっ! その笑顔だブフーッ」
「わあっ!? な、なに鼻血吹いてるのよっ!?」
「お前のあまりの可愛さに鼻血が止めどなくブフーッ」
「凄い……人間の体の中にはこんなにたくさんの血が流れてるん
 だ……」
「くっ……まあ写真はちゃんと撮ったから問題ない」
「そう? じゃあ表紙撮影はおわりね?」
「いや、それは来週だ」
「えっ?」
「ちゃんとプロのカメラマンが来て撮影する」
「じゃあ今日のは……」
「純粋に俺の趣味だ。リハーサルの意味合いもあるが」
「……ねえ?」
「なんだ?」
「殴って、いい?」
「……血を流しすぎた。今日はさすがにやばい」
「ラッキー。とどめさせるのね」
「………」
「………」
「……ちょっと待て今の発言はあまりにも人道外れているような
 っ……」
「行っくわよーっ!!」
「ほ、本気か? うっ…うわっ……うわあああああああーっ!!」



「ふう、やっと終わった」
「撮影はどうだった、こがら?」
「う〜ん、何か気分がのらなくってね。いろんな服を着れて楽し かったけど」
「俺も見たかったぞ」
「あんたがいると撮影にならないでしょっ……それにしてもこの 分だと、あんたから”没収”した写真が本採用になりそうよ」
「マジか?」
「マジよ」
「そうか……なんか複雑な気分だ」
「なにが?」
「あれは、俺だけのものにしたかったんだが」
「いいじゃないっ……別に、笑顔ならいつだって見せてあげるわ
 よっ……」
「え、今なんて?」
「何でもないっ! さ、行くわよっ!」



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